シャンプー誕生ストーリー「テタリスシャンプー誕生の秘密」

「テタリス」のブランドデザインリニューアルについてのエピソードなどをご紹介!

〜プロジェクト物語〜テタリスアルバム シャンプー誕生ストーリー
「テタリスシャンプー誕生の秘密」



病と闘う人々と理容店の声に応えて、マイルドなシャンプーが誕生。
 ヘアケア市場のサイクルは早く、ひとつのブランドがわずか数年で姿を消してしまうこともある。特にナショナルブランドでは「売れ行きが鈍くなると、ネーミングを今風に変え、パッケージを変え、旬のタレントのCMで売り出す」というサイクルを繰り返すことも珍しくない。その変動市場の中、たくさんの人々に愛されて、23年経つシャンプーがある。それがロングセラーのテタリスシャンプーだ。
 なぜテタリスシャンプーは23年もの間、ずっと愛され続けてきたのか。それは誕生の経緯に隠されている。テタリスシャンプーは「洗い心地がよくて、髪が美しくなるシャンプーが欲しい」という一般的なニーズから生まれたものではなく、それ以上に「強い願いや思い」を持つ人々の真の叫びから、生まれたものだった。
 最も強い願いを寄せられたのは、抗がん剤を投与している患者さんや医師の方からだった。「抗がん剤などの強い薬を投与していて市販のシャンプーを使うと、刺激が強すぎてかぶれてしまう。刺激が少なくて洗浄力の高いシャンプーが欲しい」という声が多数寄せられた。
さらに理容店などのお得意先からも「シャンプー後に手あれがひどくて困っている。手が荒れないマイルドなシャンプーはないか?」といったご相談が寄せられた。病気と闘う患者さんや医療現場の方々。そして人々のヘアケアをサポートする要となる理容院から、まったく同じ要望が寄せられた。


「一度使うと手放せない」と多くの声が寄せられた。

 病と闘う人々、健やかな髪を守る理容店。同じ思いを抱く人々の声に支えられて「洗浄力がありながら、刺激の少ないマイルドなシャンプー」の開発に向かっていった。1985年、世の中のヘアケア剤では、まだ「低刺激」という特性がほとんどうたわれていなかった頃である。
こうして誕生したのが、今も老若男女を問わず愛されている「テタリスシャンプー」だ。洗浄力と低刺激。当時は相反する要素だと考えられていた。しかし、いくら刺激の少ないマイルドな使用感でも、肝心の洗浄力が弱くては意味がない。試行錯誤が繰り返された。ようやく完成したのが、弱酸性の肌に優しいシャンプーだった。洗い上がりのきしみが起こらない上に、従来のシャンプーより少量で洗えてコストパフォーマンスがよいことも好評だった。
お客様からは「テタリスシャンプー」への喜びの声が多数寄せられるようになった。男性からは「香りが残らないので安心して使える」「髪にハリがでる」などの声が多い。またシャンプーそのものに育毛効果はないが、洗浄力が高く頭皮と髪をしっかりと洗い上げることから、毛根のコンディションがよくなり、毛髪に悩むお客様にも喜ばれている。
女性からも「今までに感じたことのないしっとりした洗い上がりがたまらない」「家事で荒れていた手にも優しいから、シャンプーが苦にならなくなった」「一度使うと手放せない」などが寄せられた。
もちろんテタリスのスタッフ全員が愛用者でもある。長年、使用している女性スタッフは、髪の傷みがほとんどないことで美容師に驚かれているという。


「今を生きる」皆様の声に応えて進化し続けるシャンプー。
 23年もの時を経て愛されている「テタリスシャンプー」だが、そろそろ変革期に来ているとも言える。それは世の中の流れが変わったことにより、「デザイン」と「エコロジー」という観点を見直す時期となった。
 1985年2月発売から約23年間、「テタリスシャンプー」は同じパッケージのままでお届けてしてきた。ところが昨今は「中身は最高なんだけど、外見が…」といった声も寄せられはじめている。理容店などからは「パッケージが古くて、店頭に並べたくてもイメージに合わない」といった声も寄せられた。現在、今の時代のニーズに合うバッケージを開発中である。
 さらに近年「環境破壊」が問題視される中、「テタリスシャンプーの詰替用」の要望も多く寄せられるようになった。これに対応しようと実験をしたところ、使い切った容器に新しいシャンプーを詰め替えると、短時間で品質が劣化するという結果に…。容器を洗浄して乾燥させてから詰め替えても、やはり従来に比べて品質保持時間は短くなってしまっていた。「品質を保ったまま、何らかの形で環境に配慮できる方法はないか?」と現在も試行錯誤を重ねている。
 23年愛された「テタリスシャンプー」の火を灯し続け、皆様にいつまでも愛し続けていただくために、今の時代を生きるお客様たちに喜ばれるものへと努力を重ね続けているのだ。

トリートメント誕生ストーリー 「お客様の喜びの声」

トリートメント誕生ストーリー 「お客様の喜びの声」


天然パーマの娘の髪が劇的に変わった!
小学1年の娘の髪を毎晩シャンプーしている親バカな私。テタリストリートメントを使い始めてから、娘の天然パーマの髪がとても滑らかになったのには驚きでした。以前は娘の寝癖と天然パーマの髪が絡み合ってなかなかブラシが通らず、娘が痛がることで娘の髪をブラッシングする妻も、朝からドタバタしている毎日でした。ところが、トリートメントを使い始めて2、3日たったころから娘の髪に変化が!クシ通りが良くなり、娘がブラッシングを嫌がらなくなったのです。妻も「このまま使い続けたらストレートへアになるかしら?」と娘の髪を毎日愛おしそうにブラッシングしています。毎朝、心穏やかに家族そろって朝食がいただけるようになったのはテタリストリートメントのおかげです。感謝!! (39歳 男性 会社員)

乾かした後のしっとり感が断然違う!
母がテタリスシリーズのファンで我が家のバスルームにはいつもテタリスシャンプーがありました。なので、テタリスシャンプー+好きな香りの市販のコンディショナーを使用していました。私はストレートパーマで髪が傷んでいたので、テタリスシャンプーの洗いあがりのシットリ感がとても気に入っていたのです。ある日テタリストリートメントがバスルームに登場したときは、いち早く母の許可なく使用。最初はそれまで使っていたトリートメントとはまったく異なる香りと色にとまどいましたが、勇気を出して髪全体にのばし、少し時間を置いてから洗い流しました。そのときはあまり感じなかったのですが、ドライヤーで乾かした後のシットリ感が今までの物と全く違うことを実感。雨の日などには横に広がる髪もテタリストリートメントのおかげでスッキリ落ち着ました。梅雨に入る前に出会えて本当に良かったと思います。(21歳 女性 学生)

驚くほどのハリとコシで気になる頭頂部もケア!
3年前から薬用テタリスアルファとテタリスシャンプーを愛用しています。
頭皮が健康になったおかげで髪の太さに変化が現れ、「薄く見えた頭頂部が徐々に目立たなくなった」と婚約者に言われました。うれしい限りです。
そんな時、新発売されたテタリストリートメントを使用してみました。市販のリンスやトリートメントなどに多いフローラル系の強い香りではなく、乾かした後まで残らない香りが気に入りました。そして驚くほど髪にハリやコシが出たのです。頭頂部の気になる部分を隠すためにドライヤーで整える時も、コシがあるので整えやすくなりました。出張先でホテルのシャンプーやリンスを使用する時は乾燥してしまい、セットがうまくいかないので早起きしなければならない始末…。
今の私にテタリスシリーズは必需品となっています。(32歳 男性 団体職員)

使う時は心地よく、翌朝の髪にも満足!
「ヘアケア製品に何を求めるか?」で感覚はさまざまだと思いますが、私のヘアケア製品への要望は
・広がりを抑える
・硬い髪質をできるだけ扱いやすい状態にする
・ 使用中の至福感
・ などを重視しています。
テタリスヘアトリートメントとテタリスシャンプーは、これらを満たしてくれる製品でした。テタリスヘアトリートメントを手にしたときには、固くて重い形状だなーと感じ、「使いにくい?」と抵抗感を持ちました。ですが、手で揉み合わせ髪になじませるうちに心地よいものに変わっていき、とても驚きました。そして、翌朝の髪の状態がそれまでとは比べ物にならないほど良く気に入りました。香りも甘すぎず好きな香り。これからも愛用していきたい一品です。(36歳 女性 主婦)

私にとって手放せないアイテムです。
知り合いから進められ、テタリスシャンプーを使っています。
もともと私の髪は量が多く硬い上に、若干クセ毛もあるので、朝起きると爆発したように広がってしまいます。毎朝、ヘアクリームでおさえるのに一苦労でした。いろいろな市販のトリートメントを試しましたが、なかなか自分の髪に合うトリートメントがなく悩んでいました。テタリスからヘアトリートメントが発売されたと聞き、早速使用。使い始めて3日ぐらいで変化が現れ、翌朝の髪の広がりがおさまりビックリしました。さらにしばらく使ううちにくせ毛の部分も改善。今、とても良い髪の状態になっています。感謝です!今やテタリスシャンプーとテタリスヘアトリートメントは、私に欠かせないアイテム。これからも毎日使い続けます。(38歳 女性 販売員)

濃厚な使用感!まるで髪が「生きてる」ようです。
私の髪は量が多くパサつくため、美容院に行った直後はコンディションがよいのですが、市販のトリートメントを使ってもなかなかよい状態にならずあきらめていました。そんな時に知人にすすめられてテタリストリートメントに出会いました。私は女性らしい香りや華やかなパッケージの製品を好むので、最初は「色気がないアイテム」とあまり期待はしていませんでした。ところが使った瞬間、髪がずっしりと重くなるほどの濃厚な使用感に驚きました。トリートメントに「濃い」という感覚を持ったのは初めてです。洗い上がった後に、今までとはまったく違う髪のコシを実感。さらに翌朝には髪が生まれ変わったかのようでした。すみずみまでしっかり栄養が行き渡り、まるで「髪が生きてる」かのよう。スタイリングもまとまるようになりとても満足。どんなに華やかな香りや可愛いパッケージの市販品を見ても、まったく興味を持たなくなるほどテタリストリートメントを気に入ってます。
(39歳 女性 専門職)


トリートメント誕生ストーリー 最終章「人々を髪の悩みから救うトリートメントがここにある」


トリートメント誕生ストーリー 最終章「人々を髪の悩みから救うトリートメントがここにある」


老若男女を問わず幅広い層に愛されるトリートメント
 トリートメントの習慣のない年配男性にも、ヘアケアにこだわる若い女性にもどちらにも好まれるものを目指したことで、他社製品にない個性や徹底的にこだわった質のよいトリートメントが完成した。
 市場に出ている従来のヘアケア製品は、「20代女性」というようにターゲットをピンポイントに定めて開発する例が多く、それ以外の年代や男性向けのものが圧倒的に少ないという背景があった。
 そういった中でテタリストリートメントは幅広い層から指示を受けた。中には思わぬ角度から喜びの声をいただき、評価を受けるようになった。
 ある時、美容サロンの男性から意外な声を寄せられた。「私は天然パーマで悩んでいたのですが、このトリートメントを愛用するようになってから、髪がなめらかになってストレートにまとまりやすくなっている。悩んでいるお客様にもぜひすすめたい」というプロの方からの言葉だった。


天然パーマに悩む人々の救世主!?

 天然パーマによいという声は、実はスタッフからも挙がっていた。スタッフの小学生の娘さんが天然パーマで、毎朝寝癖で絡まってブラシが髪を通らないほどだったという。どんなヘアケア剤を使っても直らなかったのに、テタリストリートメントを使うようになってから、ブラシの通りがとてもよくなったという。
 小学生の女の子と言えば、クセ毛や天然パーマがとても気になる年頃。その悩みから解放されつつあり、使えば使うほど皆と同じようなサラサラのストレートヘアに近づいていくトリートメントは、女の子にとっては「魔法のアイテム」かもしれない。
 なぜ天然パーマによいのか?それは髪のコシ、なめらかさにこだわって、アルブミンをはじめとするタンパク質をふんだんに入れたこと。また、ハトムギ・ホホバ油など
数十種類の植物由来成分を入れることで、髪にたっぷり栄養が行き渡り、サラサラヘアへと近づけられた。
 この贅沢な有効成分がたっぷり含まれたトリートメントは、天然パーマだけでなく、パサつき、ゴワつき、広がりなど、髪が栄養を欲する悩みに対して、毎日少しずつ効いていき、コシとハリのあるサラサラヘアへと近づけてくれると好評をいただけるようになっていった。


すべての人が主役になれるテタリスのヘアケアシリーズ
 世の中ではファッションやメイクに関わるものは、ほとんどが若い女性をターゲットとして開発されている。一番外見を磨くことにお金も時間も惜しまないのは、若い女性と認識されているからだ。ヘアケア剤も例外ではない。
 しかし、本当にそうだろうか。少しでも美しい髪でありたい。素敵な外見を目指したいと思うのは、若く美しい女性だけではない。年配の男性だって、幼い子供だって、もっと素敵になりたいと願う気持ちは同じではないだろうか。
 長年に渡って、髪に悩む男性たちのお手伝いをしてきたテタリスだからこそ、テタリスのトリートメントは「老若男女、すべての人に親しまれて、素敵な髪にできるもの」というこだわりだけははずせなかった。香りも成分も「若い女性」だけの声を必要以上に重視するのではなく、すべての世代、立場の声に耳を傾けて、誰もが使いやすいものを目指した。
 商品開発の世界では「ターゲットを明確にしないとよい商品はできない」とセオリーのように語られる。しかし、テタリストリートメントは、そのセオリーを打ち破って、さまざまなターゲットに愛してもらえる製品となった。
 テタリスはこれからも老若男女に喜んでもらいたいという「想い」を大切にして、すべての人が主役になれるヘアケアシリーズを生み出し続けることだろう。

「テタリストリートメント開発ストーリー」Fin

トリートメント誕生ストーリー 第四章「男女兼用の香りを探す!!」

トリートメント誕生ストーリー 第四章「男女兼用の香りを探す!!」


二つに分かれたモニターの声
 「モニターの声を取り入れました」という製品は多いが、モニターと一口に言っても一人一人に違った感想・意見がある。試作品を使っていただき、貴重な声を寄せて頂いたら、ひとつひとつの声に耳を傾けて参考にするのだが、全部の意見を取り入れたら製品の方向性が定まらない。多い声を参考にしたり、よりターゲットに近い層に耳を傾けたり、コンセプトに近い声を特に開発に活かしていく。
 「香り」についての意見・感想・要望は、特にモニターの声が分かれた項目と言っても過言ではない。特に若い層からは「残り香がもっと欲しい」という要望が多かったが、テタリスローションなどを愛用してくださる年配男性層からは「香りが強くて気になる」という声が多く、ほぼ真っ二つに分かれていた。コンディショナー、トリートメントを使う習慣のない年配の男性にとっては、髪からフレグランスの香りがすること自体が気恥ずかしいのかもしれない。

アロマの香りですべての人々に愛してほしい

どちらの意見を取り入れるか。開発スタッフは議論した。「若い層に気に入ってもらうため、残り香を強くするべき」「トリートメントを使ったことのない年配男性にも抵抗なく使っていただけるように香りは抑えるべき」…どちらのお客様も大切である。結論はなかなか出なかった。
 「やはり老若男女、すべての人々に愛してほしい」…それが開発スタッフの共通の想いだった。その結論は「フレグランスが苦手な年配男性でも抵抗の少ない男女兼用の香りをほのかにつける」というものだ。
 開発スタッフの次なるミッションは「男女兼用の香り」を探すことだった。フローラル、フルーティといった女性寄りの香りではないはず。ミント系、スパイス系など、さまざまな香りを試し検討していった。
 その結果、行き着いたのがアロマ効果のあるイランイランの香りだった。洗髪中はアロマテラピーのようにリラックスして香りを楽しめるが、あえてドライ後は香りを残さないようにした。

「新鮮」「効きそう」と好評を頂けた香り
 他社のサロン用ヘアケア剤のように高級フレグランスのような残り香はない。けれど洗う最中にリラックスして癒されてほしい…という願いを込めていた。
 イランイランの香り。フローラル、フルーティなどが香るヘアケア剤の中では異色の香りといえる。果たしてお客様たちは気に入ってくれるだろうか。
 香りに関してはいろいろな意見が集まったが思った以上に好評だった。
「変わった香りで新鮮」「薬みたいで効きそう」「香水が苦手なので抵抗なく使える」
「残り香がないので男性にも使いやすい」「男性でも気にならない香り」など、多くのお客様に気に入っていただけた。
 ある美容サロン様からは「女性のお客様より、男性のお客様の方が購入者が多い」と聞き、「シャンプー以外のヘアケアをしない人々に愛用していただく」という目標は現実にできたのかもしれない。
 そして開発スタッフも予想しなかった人々から、このトリートメントが愛された。天然パーマに悩む人々である。

「テタリストリートメント開発ストーリー」
第五章に続く。

トリートメント誕生ストーリー 第三章「今までのトリートメントと違う!だからこそ個性!」

トリートメント誕生ストーリー 第三章「今までのトリートメントと違う!だからこそ個性!」


髪に強いコシを与える成分を探せ!

 通常のトリートメントに求められるのは「潤い」「ツヤ」「しなやかさ」など。もちろんそれらは大前提だが、毛髪に悩む男性のお客様に愛されているテタリスのトリートメントならではの絶対に実現したいこだわりがあった。
 それは「髪のコシ」である。しっかりとしたボリュームと強さの出る髪にする成分が豊富に含まれたトリートメント。それこそが他社には見られないテタリスならではのこだわりであった。
 「一体、どんな成分が髪に強いコシを与えてくれるのか?」
 スタッフたちの模索は続いた。他社にはあまり例がないテタリス独自のものを生み出すために、あらゆる成分について調査し試す日々が続いた。
 そんなある時、ようやく理想の成分に行き着いた。それが「アルブミン」である。

今までに感じたことのないテクスチャー!

 早速、試作品がつくられた。「アルブミン」はもちろん、従来のヘアケア剤に比べて断然豊富なタンパク質を含んだ贅沢なトリートメントが生まれた。
 実際に試用したスタッフたちは一様に「今まで使ったどんなトリートメントよりも濃くてしっかりしている。こんなにコシのでるトリートメントはなかったのではないか?」と言っていた。
 試作品の反応は上々で、他にも
「髪の静電気が起きにくくなった。」
「乾燥でパサついていた髪がしっとりした。」などの意見が上がった。
 まさに「他に例を見ないテタリスだけのこだわり」と言える商品誕生の道への光が見えていた。

「硬い。だからこそ効きそう」というプラスの声が!

 有効成分をふんだんに含んだ贅沢なトリートメントは、まさに「無敵」と言っても差し支えないが、ひとつだけ懸念があった。それは「クリームの形状が硬めで伸ばしにくいのではないか?」という意見だった。
 しかし「硬い」という声は多かったが、それを不快に思う声はほとんど上がらなかった。「今までのトリートメントのテクスチャーと異なるので驚いたけれど、だからこそ濃くてしっかり効きそう」というむしろプラスイメージの捉え方をされていた。
 「これもテタリストリートメントの個性」としてあえて、硬めのテクスチャーを活かすことにした。「有効成分がふんだんに含まれたトリートメント」にふさわしいリッチ感でもあるからだ。
 つけた瞬間にずっしりとしたボリュームを感じ、豊富な成分のリッチさを思わせる硬めのテクスチャー。そしてドライヤーやタオルドライで乾かした後にまで、しっかりとしたコシ感が続く。
 もちろん従来のトリートメントに求められる「潤い」「ツヤ」「しなやかさ」にも遜色がない。むしろ乾かしてから、よさを実感できる製品に仕上がった。
 テタリストリートメントの個性はこの「コシ」と、もうひとつは「香り」である。
 とても特徴のあるイランイランの香り。この香りに行き着くまでにも、開発者たちのこだわりと努力があったのだ。
 
「テタリストリートメント開発ストーリー」
第四章に続く。

トリートメント誕生ストーリー 第二章「お客様との「二人三脚」で生まれた製品!」

トリートメント誕生ストーリー 第二章「お客様との「二人三脚」で生まれた製品!」


お得意様にも開発に参加していただきたい!

 ヘアケア意識の高い女性の要望に応えられる製品にしたいのはもちろんだけれど…テタリス製品を長く愛用してくださっている男性のお客様にも気に入ってほしいという強い思いで開発されたのが「テタリスヘアトリートメント」だ。
 まだまだ「アフターシャンプー・ケア」の習慣が少ない男性たちにも、愛していただき日常身近に使っていただくことが開発の大きな目的だった。
 老若男女の研究員たちが50種以上のサロン用トリートメントを試し、リサーチを重ねてテタリスシャンプーともっとも相性のよい成分「アミノ酸」を発見。その後もディスカッションや検討を重ねて、成分内容や製品の方向性が決まってきたところで画期的な意見が出た。
「お客様にも自分たちと同じように他社製品トリートメントを試していただいてはどうか?」

研究員たちも気づかなかった意見が寄せられた。
 あまり例のない試みである。自社で開発中の試作品をモニターに試していただき、意見をヒアリングするのは通常どこのメーカーでも行われていることだが、試作品の前段階の他社製品リサーチの段階で一般モニターに参加していただくケースはまれと言える。
 しかし、テタリスのトリートメント開発は、単なる「市場で売れるもの」を作りたいのではなく「長年テタリスを愛用していただいた男性のお客様にも、この製品を通じてアフターシャンプーケアの重要性を知っていただき習慣にしてほしい」という思いがある。できかけている試作品をお客様に試していただくだけではなく、その前段階から開発に参加していただき、お客様たちと「二人三脚」で作っていけないか…という意図があったのだ。
 そこで日頃、「テタリスシャンプー」をお買い上げのお得意様に数種類のサロン用トリートメントサンプルを送付した。トリートメント習慣のあるお客様からも、普段習慣のないお客様からもたくさんの意見をいただいた。
「手にのせた感じがとても重い、粘度がありすぎて髪全体にのばすのに苦労した」
「市販のトリートメントは翌日まで香りが残るが、このトリートメントは香りがきつくないので男性にも使いやすい」
「トリートメント使用後、翌日の髪がとてもまとまりやすいので驚いた」
など、一般のお得意様からの声は、研究員たちでは気づかなかったものもたくさんあった。やはりお客様との「二人三脚」は大正解だった。

テタリスヘアトリートメントの特徴が産声を挙げた。
 一般のトリートメントに求められる「保湿」「髪の健康・美しさ」といった面はもちろんクリアしなくてはならない。さらにお得意様とのサンプル試用を通して、毛髪への悩みを持つテタリスを愛用する男性のお客様からは「コシのある髪に導く」ことが要望として高いことがわかった。
 この「コシ」はヘアケア意識の高い若い女性にとっても「しなやかさ・ハリ・輝き」ということにつながり、テタリスがターゲットとするすべての層にとって有効な要素であることは間違いない。
 このことに気づいたおかげで今の「テタリスヘアトリートメント」の個性であり、もっとも大きな魅力でもある「しっかりコシが出る」といった他社にはない特徴が出せたのである。
 その成分「アルブミン」に出合うまでにも、ストーリーがあったのだった。


「テタリストリートメント開発ストーリー」
第三章に続く。

トリートメント誕生ストーリー 第一章「テタリスシャンプーの相棒を探せ!」

トリートメント誕生ストーリー 第一章「テタリスシャンプーの相棒を探せ!」


男性にもトリートメント習慣を提案するために

 長年、薬用育毛ローションを主力商品としてきたテタリスは、男性のお客様が多かった。今でこそ男性もコンディショナー、トリートメントなど髪の保湿ケアをすることも珍しくないが、ほんのひと昔前までは「男がリンスなんて…」と考えられていた。
 テタリスにもトリートメント効果のある製品として「ヘアパック」を販売していたが、シャンプーの前に使用するというあまりなじみのないものであり、もっと使いやすい保湿ケア剤の開発が考えられていた。
 男性もヘアケアへの意識が高まり、テタリスシャンプーにぴったりのトリートメント剤を求めるお客様の声も多くなっていた。こうしたお客様の要望に応えるという意味ももちろんあるが、まだまだ年配のお客様の中には「シャンプーだけでいい」と考えている方もいる。テタリスシャンプーとのペア使いできるトリートメントを開発することで、「髪にコンディショナー、トリートメントなどをする習慣のない人」に「男性だって髪に保湿ケア」をテタリスから提案して行くという意義もあるのでは…と考えて、開発プロジェクトがスタートしたのだった。

あらゆる他社製品を試し、分析する研究員たち
 トリートメントの開発でもっとも重視するのは「テタリスシャンプー」との相性。テタリスシャンプーを愛用してくださるお客様に、トリートメントの習慣のある方もない方も好んで使ってもらえる商品にしたいと考えていた。
 三恵製薬の研究員たちは、まず市場調査から取り組んだ。テタリスシャンプーともっとも相性のよい成分を探すために、老若男女の研究員約10名が美容院・エステサロンなど高級志向のトリートメントを試用していった。試したトリートメント剤はその数、およそ50種。もちろんすべてテタリスシャンプーと一緒に使い、ペアで使った場合の使用感・のび・洗い上がり・潤い・香りなどの項目について意見を集計。来る日も来る日もありとあらゆるトリートメントを試用する研究員たち。始めは「いろんな他社製品が試せる」と楽しんでいたが、それが数ヶ月にも渡っていた。「今だから言うけれど少しつらかった」と語る研究員もいる。

ようやく出合えた相性ぴったりの「相棒」
 研究員がいろんな他社製品を試してみても「コレ」と言えるものがなく、出口を模索している状態だった。「テタリスシャンプー」が好評であるだけに、トリートメントを望むお客様の声は日に日に高まっている。早く開発しなければ…。だけどよい成分を含む原料の選定は製品開発の命との言える部分。ここで妥協しては、「保湿ケアの習慣がない人にも気に入ってもらえるトリートメント」の実現が難しくなってしまう。
 そこで研究員だけでなく、日頃、テタリスシャンプーを愛用してくださっているお得意様にも数種類のトリートメントサンプルを使っていただいた。研究員のプロとしての分析、そしてお得意ユーザー様の生の声を聞いていった。
 そんな試行錯誤の中、ようやくテタリスシャンプーと同様、アミノ酸を多く含んだトリートメントの試作に成功、さまざまなサロン用トリートメントを試しに試して、ようやく見つかったテタリスシャンプーと相性ぴったりの相棒はやはりシャンプーの成分同様「アミノ酸」だった。
 三恵製薬の研究員たちが高級トリートメントを毎日のように使い、誰もがサラサラの髪になった頃、開発商品のアウトラインが決まっていった。
 
「テタリストリートメント開発ストーリー」
第二章に続く。

最終章「自信の製品を「ボトル」という魔法で包んで」

パッケージデザインストーリー 最終章「自信の製品を「ボトル」という魔法で包んで」


お客様の笑顔のための技術

 「新生テタリス」への思いを込めた新しいボトルの「テタリスα」がお客様の元に次々と届けられていった。品のあるパープルに彩られた双子座のマークのようなシェイプラインのボトル。従来とはまったく違ったデザインだ。
 このデザインのボトルが完成するまでには、テタリスのスタッフ、デザイナーI、プロデューサーTはもちろん、製造に関わるさまざまな人々の努力が隠されていた。
 ボトル製造の工場ラインでは、ストレートなラインの旧ボトルから、中央がシェイプされたデザインに変わって、慣れるまでに取り扱いに苦労を重ねていた。「誤って転倒させないように」細心の注意を払うことになった上、デザインボトルを製造するための新たな設備を導入することになったが「お客様に喜んでいただくため」という同じ目標に向かって最大の努力をしていた。

美容師さんたちからの好評
 またテタリスの営業担当が美容室・理容室へ新しいボトルデザインの「テタリスα」をお届けすると、特に女性の美容師・理容師さんの評判がよく、「以前よりおしゃれになりましたね」という声をたくさん頂けたとのこと。
 この報告を聞いてデザイナーIとプロデューサーTは喜んだ。自分たちのねらいは間違っていなかった。確かに「新生テタリス」の新たなターゲットである「女性たち」に思いは届いている。
 ところが不安材料もあった。昔ながらの下町の理容店さんの反応は鈍かった。特に悪いという声もないが、反応が薄いとのことだった。思いきったデザインリニューアルであり、一種の冒険であった。新たな女性ターゲットをつかめる手応えは感じたが、同時に昔から愛用してくださっているお客様は抵抗感を感じるのではないだろうか。
 いくら新しいターゲットがつかめても、今まで「テタリスα」を愛してくださったお客様が不満を持ってしまったらまったく意味がない。
 デザイナーIとプロデューサーTは通販のお客様の反応を待った。

今までのお客様にも受け入れられた新デザイン

 旧ボトルデザインよりも洗練されたという自負はあるが、今までのデザインに慣れたお客様にとって抵抗がないだろうか…。テタリスのスタッフ、そしてデザイナーIとプロデューサーTは、お客様の反応を待った。
 すると思いきったボトルリニューアルにお客様のさまざまな反応を頂けた。
 プロデューサーTは、ドキドキしながらお客様のコメントを見た。
「おしゃれなパッケージになりましたね」
「以前より見ためが断然よくなった」
「いかにも育毛剤、という風でないのがいいですね」
ほとんどが好評の声だった。
 今まで愛用してくださった通販のお客様にも、新ボトルが受け入れられ気に入っていただけたのだ。
 発送梱包作業を担当するスタッフも、「テタリスα」とボトルのイメージに合わせて統一カラーで作り直したパンフレットを包む時に「色が統一されていて全体がきれい」と感じている。
 デザイナーIとプロデューサーTは、ほっと胸をなでおろし喜びを共有した。
 「テタリスα」だけでなく、一足先にリニューアルした「テタリスヘアクリーム」はリニューアル後、顕著に注文が増えていた。「テタリスα」もいずれそうなるだろう。
 大切なのは中身の製品だが「髪が生まれ変わりそう」という夢で包むことも同じくらい大切。自信のある製品を「ボトル」という魔法で包んだ「テタリスα」は、きっと愛用してくださる方の髪を生まれ変わらせてくれると信じてお届けしていきたい。
 
次回からはテタリスアルバム新シリーズ
「テタリストリートメント開発ストーリー」が始まります。お楽しみに!

極限までこだわって、想いをカタチへと実現

パッケージデザインストーリー Part4「極限までこだわって、想いをカタチへと実現」


製造ラインという壁の前で

中央をシェイプさせたRライン。双子座のマークのようなフォルム。デザイナーIがこだわり抜いたボトルデザインは、スケッチとなり、設計図となり、徐々に実現化に向かっていった。ところがひとつ大きな課題があった。
 「シェイプラインはバランスが悪く、製造ラインで充填する時に倒れるかもしれない」。確かに美しいデザインは大切である。しかしプロダクトデザインでは「機能性」の条件を満たしていなければ、どんなに優れたデザインでも役立たずになってしまう。特に製造ラインでの不具合は致命的である。
 「安定性の高い形に変更して、リスクは回避する」…危険を冒さないためにはそういう道もあった。しかし、デザイナーのIもプロデューサーのTも、そんな選択肢は頭になかった、ここで妥協して無難などこにでもあるボトルにしてしまったら、「新生テタリス」をイメージして、新しいターゲットに届けようとした思いが無駄になる。そう感じていたのだった。

イメージ通りのカラーにならないもどかしさ
では、どうすればいい? IとTは三恵製薬の生産ラインを検討し、「安定性を保ちながら描けるRライン」を極限まで追求した。そしてようやく「製造ラインの充填時にも倒れにくく、ゆるやかにシェイプされたRラインのボトル」が見いだせたのだった。
 試作品としてできあがったボトルはほぼイメージ通りだった。納期のせまる中、もう心配ごとはないように見えたが、新たな壁が立ちふさがった。
 イメージ通りのカラーが出ないことだった。最終的にボトルのカラーとして採用されたのは、ノーブルなイメージのパープルだった。コスメのヒット作にも採用され、淡いパールを入れることで若い女性にも年配の女性にも幅広く好まれるカラーとなり、ぜひともイメージ通りの色を出したいところであった。
 見本として指定したものと試作品のボトルは素材が違うため、同じような色にならない上に、パールもムラになってしまう。業者とのやり取りを何度も繰り返し、試行錯誤の末にようやくイメージに近い淡いパープルのボトルが完成したのだった。

お客様の元に届けられていくニューボトル
限られた納期の中、「新生テタリス」への思いを込めた新たなパッケージが誕生した。新しいお客様に気に入ってもらえる自信はあったが、長年、愛用いただいているお客様はとまどわないだろうか。
 開発者としての位置に立てば「今までにないものを作ろう」という気になるが、消費者としての立場になると「なじんで安心しているものを変えてほしくない」という気持ちになる。人は誰でも多かれ少なかれ、そういうものである。
 旧デザインの在庫もなくなり、リニューアルされたデザインボトルの「薬用テタリスアルファ」がお客様の元へ出荷されるようになっていった。
 品のあるパープルに彩られた双子座のマークのようなシェイプラインのボトル。今までのお客様はどう感じるのだろうか。気に入ってもらえるだろうか。デザイナーIとプロデューサーTは、ドキドキしながらお客様の反応を気にしていた。
Vol5へ続く


美しいラインにこだわったボトルデザインの軌跡

パッケージデザインストーリー Part3「美しいラインにこだわったボトルデザインの軌跡」


こだわり抜いたのは洗練されたフォルム!

「毛髪の専門アイテム」そして「髪を美しくするヘアサロンアイテム」の両面を伝える…というコンセプトに行き着いたデザイナーのIは、早速、ボトルデザインのイメージスケッチを重ねていった。
 デザインの中で何よりもこだわったのがボトルの「フォルム」だった。従来のまっすぐな円柱型は安定感があって機能的だが、あか抜けているとか言いがたく、これから目指す若い女性にも好まれための「メディカルヘアエステ」発想にはなじまない。そう考えたIのこだわりから生まれたボトルなのである。
 オーソドックスな円柱形をベースに、中央をシェイプさせた形のボトル…これがIが考えに考え抜いたフォルムだった。例えて言うなら双子座のマークのよう、そしてまるで美しくシェイプされた女性のウエストのような洗練されたラインだった。

美しさ+機能性+伝達力=高品質プロダクトデザイン
デザインイメージが決定するとモックアップ(木型)の制作に入った。実際に立体にしてみて、さまざまな角度からよりデザインを練っていく。
「プロダクトデザイン」が単なる見た目の美しさだけを追求するものではなく、機能性やユーザーへのコミュニケーションを兼ねたものであるからこそ、このプロセスはとても大事である。

平面のデザインにも大変な部分はあるが、プロダクトデザインの場合、紙の上ではいいデザインでも実際に立体にしてみるとイメージと違ったり、逆に紙のスケッチではぱっとしなくてもいざ立体にするとよいデザインになることもある。
 もちろんプロのデザイナーはその辺りの感覚はつかんでいるのだが、プロダクトデザインには多くの人がかかわるため「モックアップ」という立体の木型で共通のイメージを持っておくこと。機能面も含めた紙のデザインでは気づかなかった問題点を検討することは、ボトルデザインの肝といっても過言ではなかった。

ドレッサーの上にあってもおしゃれなボトルを!
「メディカルヘアエステ」…新生テタリスのキーワードとなるその言葉には、さまざまな意味が込められている。毛髪の悩みやトラブルをサポートとしてく「専門アイテム」でありながら、美しさ・質感を育てる「ヘアサロンアイテム」としての顔も両立させていく。それが新生テタリスの正体であった。
「老若男女に好まれながら、テタリスの顔としての個性を出す」という呪縛に捕われると曖昧で無難なデザインになってしまうところであったが、「毛髪の専門アイテムであり、髪を美しくするヘアサロンアイテムである」という考え方に主眼を置くと、明確なデザインコンセプトが見えてくる。
「メディカルヘアエステ」を伝えられれば、結果として老若男女に愛されるデザインになるはず!
IとTはそれを信じて、暗闇の中で一筋の光に向かっていった。同じデザインでも180度印象を変えてしまうもの…それがカラーリングである。
新生テタリスにふさわしいカラーは何か?という追求が始まり、10案に及ぶカラーバリエーションで検討された。行き着いた結論は、ビビッドな原色ではなく優しくソフトな中間色をベースにしたカラー。
商品ロゴは「これでもか」と大きく強調するのではなく、シンプルに上品に配する。店頭販売ではないため「目立たせる」「自己主張する」よりも、デリケート商品という一面も配慮して「ドレッサーの上にあってもおしゃれ」なボトルデザインを目指した。
 そして「今、市場で受け入れられているカラーは?」というマーケティング視点も含めて吟味された。その結果、ターゲット女性の人気も高く、コスメなど美容商品のヒット作のパッケージにも活用されている「パープル」を貴重にしたものが選ばれた。男性にも女性にも受け入れられやすく、気品と高級感、そしてメディカルイメージも醸し出すというすべての条件にもフィットしたカラー。女性プロデューサーのTもパープル案を気に入っていた。
 ところが…デザインとカラーがほぼ決まり、いよいよ試作品製作にかかろうとした時に、ひとつ問題が起こってしまったのだった。
Vol.4へ続く

新生テタリス、その姿かたちをしっかり捕らえよう!

パッケージデザインストーリー Part2「新生テタリス、その姿かたちをしっかり捕らえよう!」


新しいテタリスの顔をつくる

「これまでテタリスになじんだ年配男性にも引き続き愛していただけるデザイン」。
そして「メディカルヘアエステ」…というテタリスのこれからの考え方をもとに「新たに開拓する若い女性たちにも愛していただけるデザイン」。
 この相反するオーダーに悩んだのはデザイナーのIだった。
Iはパッケージデザインのキャリアや実績を積んだ大ベテラン。その大御所が悩むほど、難しいオーダーであった。
老若男女に好まれるボトルデザインというと、対象が広がりすぎて曖昧なイメージになってしまうためである。だからといって無難なデザインにするのでは、リニューアルする意味がない。テタリスの今後の「顔」としてふさわしい、アイデンティティとなるボトルデザインを生み出すための戦いが始まった。

新生テタリスの正体を探る
デザイナーのIと企画会社プロデューサーのTは、新生テタリスのVI(ブランド・アイデンティティ)を改めて構築することにした。
女性プロデューサーのTは30代前半のキャリアウーマンであり、くしくも一般ユーザーになりきったIとTの二人ともが好むものであれば「年配男性にも若い女性にも受け入れられる」と言えるのではないか…とも考えていた。
VI構築のファーストステップは「ポジショニングマップ」を確認することである。メディカル寄りなのか? ビューティ寄りなのか? その中間なのか? さらに健康志向なのか? コスメティック的なのか? ドクター系なのか? サロン系なのか? あらゆる角度から検証を重ね、生まれ変わった「テタリス」というブランドは「どういう位置づけで存在するのか」という再確認をしていった。
このステップの中で、IとTはおぼろげだった「新生テタリス」の正体が段々と見えてきたのだった。

キーワードは「メディカルヘアエステ」
「メディカルヘアエステ」…新生テタリスのキーワードとなるその言葉には、さまざまな意味が込められている。毛髪の悩みやトラブルをサポートとしてく「専門アイテム」でありながら、美しさ・質感を育てる「ヘアサロンアイテム」としての顔も両立させていく。それが新生テタリスの正体であった。
「老若男女に好まれながら、テタリスの顔としての個性を出す」という呪縛に捕われると曖昧で無難なデザインになってしまうところであったが、「毛髪の専門アイテムであり、髪を美しくするヘアサロンアイテムである」という考え方に主眼を置くと、明確なデザインコンセプトが見えてくる。
「メディカルヘアエステ」を伝えられれば、結果として老若男女に愛されるデザインになるはず!
IとTはそれを信じて、暗闇の中で一筋の光に向かっていった。
Vol.3へ続く

ボトルデザインに言葉以上のメッセージを込めよう!

パッケージデザインストーリー Part1「ボトルデザインに言葉以上のメッセージを込めよう!」


私たちは視覚でモノを理解する

デザインは見た目で「何か」を伝えるコミュニケーションであり、時には言葉よりも強いメッセージを届けてくれる。私たちは視覚でモノを見て「高級なもの」「手軽なもの」「子供向けのもの」「シニアのもの」…と目的やターゲットを判断して、自分に合うものかどうかを判断することも多い。それほどデザインは「言葉より強いメッセージ」を秘めている。

慣れ親しんだデザインを考え直す時

三恵製薬はロングセラー製品である「テタリス アルファ(ローション)」のボトルデザインについて思案していた。リニューアル前の「テタリス アルファ さらさらタイプ」のボトルは、イエローでまっすぐな円柱のフォルム。ご注文いただく際に「黄色いの」という呼ばれ方をすることも多く、長く愛され親しまれてきたデザインだが、三恵製薬が発する「これからのテタリス」を伝えるのに最適なデザインとは言いがたかった。

 
年配男性にも若い女性にも好かれるデザインとは?
それまではテタリスを愛用していたお客様の約7割が男性であり、毛髪の悩む人々のものだった。しかしこれからのテタリスは、これまで愛用いただいているお客様はもちろん、女性のお客様にも愛される「メディカルヘアエステ」を目標としていた。
確かに皆様に親しまれ、なじみのあるイエローのボトルだが、三恵製薬がこれから伝えたい「メディカルヘアエステ」のイメージではない。
ボトルデザインのリニューアルが決定した。長く愛用いただいている男性にも引き続き好まれながら、若い女性にも手に取ってもらえるデザインが要求される。
「年配男性にも抵抗なく、若い女性にも注目されるデザイン」…この二つの条件の両立はパッケージデザインとして難問中の難問だった。
Vol.2へ続く