第二回「近代女性のヘアスタイル」の巻
| 第二回「近代女性のヘアスタイル」の巻 女性の髪型も政府が禁じた明治初期 明治初頭に西洋文化とともに女性に広まった洋髪でしたが、当時は抵抗を示す人も多く、政府は「女子は日本髪を結わなければならない」という「断髪禁止令」を発令しました。 近年に若者の茶髪が広まり出した頃、抵抗を示す人々もいましたが、眉をひそめるだけで黒い髪を強制はできませんでした。ところが当時は「偉い人たちが気に入らない」ことを法律で禁じてしまう時代だったのです。 歴史は繰り返す…時が経ち市民権を得た洋髪 ところが洋髪を禁止して日本髪を推奨したものの、日本髪は結ったりほどいたりに時間がかかり、洗髪もしにくいため不潔になりがち。 明治18年に「婦人束髪令」が提唱されたことをきっかけに、洋髪は瞬く間に広まりました。 有名な鹿鳴館も完成し洋装が普及してきたことで、洋髪に抵抗を示す人が少なくなっていたと言われています。約10年ほどで茶髪がすっかり市民権を得たのと、ほぼ同じサイクルではないでしょうか。まさに「歴史は繰り返す」ですね。 モガの断髪はハリウッド女優がお手本 ![]() 大正末期から昭和初期には「モダン」が流行し、洋服を着て颯爽と歩くモガ(モダンガール)と呼ばれたおしゃれな女性たちが台頭しました。 彼女たちのヘアスタイルはもちろん洋髪。しかも今で言うボブカットのような断髪です。 お手本になったのは、ルイーズ・ブルックスなど銀幕のハリウッド女優と言われています。 断髪にしていた女性のほとんどは、タイピスト、デパートガール、バスガール、女給、婦人記者などの「職業婦人」。彼女たちは当時の若い女の子たちの憧れで、バブルの頃でいえば「カタカナ職業」といったところでしょうか。 古い価値観にとらわれず、職業を持って時代の先端を行く女性たちにぴったりのシンボルといえるヘアスタイルが「断髪」だったんですね。 | ||















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