1989年(平成元年)11月号 「JAMA 日本語版」
JAMA 日本語版に「癌化学療法時の脱毛を防ぐ」掲載されました。
(The Journal of the American Medical Association)
(The Journal of the American Medical Association)
癌化学療法時の脱毛を防ぐ
第31回日本小児血液学会
第31回日本小児血液学会
癌化学療法にしばしば伴う副作用に脱毛がある。
静岡赤十字病院小児科の森奉二郎氏らは、 動物性蛋白、各種アミノ酸を主成分とする外用育毛剤テタリスが、 化学療法に伴う脱毛に優れた効果を発揮したことを発表している。
静岡赤十字病院小児科の森奉二郎氏らは、 動物性蛋白、各種アミノ酸を主成分とする外用育毛剤テタリスが、 化学療法に伴う脱毛に優れた効果を発揮したことを発表している。
非ホジキンリンパ腫の13歳女児に、エンドキサン1200mg1回ビンクリスチン2mg毎週4回、
ダウノマイシン60mg2回静注、プレドニゾロン内服の寛解導入療法を行った際、
テタリスを頭部に塗布したところ、脱毛はきわめて軽度であった。
骨肉腫の15歳女児には、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 メソトレキセート3.6mg静注1回、アドリアマイシン30mg連日静注3回、 メソトレキセート5mg静注2回、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 ブレオマイシン15mg・エンドキサン600mg・アクチノマイシンDO.6mg連日静注2同行っているが、 テタリスを1Oチューブ塗布しダンクールキャップを併用したところ、脱毛は軽度であった。
他にも骨肉腫、ホジキン病の症例にテタリスを使用したが、脱毛は抑制されているという。
骨肉腫の15歳女児には、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 メソトレキセート3.6mg静注1回、アドリアマイシン30mg連日静注3回、 メソトレキセート5mg静注2回、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 ブレオマイシン15mg・エンドキサン600mg・アクチノマイシンDO.6mg連日静注2同行っているが、 テタリスを1Oチューブ塗布しダンクールキャップを併用したところ、脱毛は軽度であった。
他にも骨肉腫、ホジキン病の症例にテタリスを使用したが、脱毛は抑制されているという。
脱毛は生命予後に影響する副作用というわけではないが.心理的な負担が大きく、
治療の継続に支障をきたすことさえある。テタリスの脱毛抑制効果は顕著で、
有用な薬剤であると述べている。
なお、テタリスは医薬部外品で、すでに市販されている。
なお、テタリスは医薬部外品で、すでに市販されている。
(1989年9月28日〜29月、長崎)
テタリス製品については、http://www.tetaris.com